2008.01.20
年頭の所感 「価格改定には量販店不当廉売に対する環境整備が前提」
東乳商理事長 渡邉 佳三郎


  例年、事業計画の重要課題である牛乳の価格適正化の推進が今年は今まで以上に販売店にとって重要な年になると思います。(中略)
「公取委」は一般消費者が結果的に不利益になるのを守るために不当廉売などに「待った」をかけるのでありますが、これから高齢者の一人暮らしが増えるなか地域に密着し高齢者の生活にとって何かと手助けしている牛乳屋さんは今まで以上に絶対必要であり消費者からもチルド商品の宅配制度の便利さは認められています。(中略)販売店が価格を値上げ出来ずに苦しい経営を強いられる事のないように乳業界としても互いに真剣に取り組まなければなりません。
このような販売店が困難な環境の時に環境が大きく変化する時こそ、これをチャンスと捉えて販売店同士が衝突し過当な競争や販促行動を行う販売店が出ないように販売店の外郭三団体と連携しあい今後注意して行きたいと思います。


2007.11.20
19年度東乳商研修会 全日程を終了
4会場に110名が集う


   東乳商の十九年度研修会は九月と十月に四会場で実施し、全日程を終了した。講師の中小企業診断士・佐藤卓先生は「お客様を大切にする宅配業への挑戦」をテーマに講演、「現在のお客様への上乗せ販売や牛乳以外の宅配商品を増やすなど販売努力が必要だ。配達するだけで商売が成り立つ時代は終わった」と力説した。
 チルド物流の具体的実施例としてまた、栃木県産の(有)那須エッグ「那須の赤い太陽」こだわりの卵について、(株)セカンドライフパートナー代表谷川俊昭氏がサンプル品を配って説明した。各会場とも関心が高く、粗利、配送方法、注文方法、納期などについて質問が相次いだ。


2007.10.20
19年度東乳商研修会
 城北・城西ブロック、中央・城東ブロック 二会場に55名が参加
 10月は二会場(立川・世田谷)で計画


統一テーマ「牛乳販売店はチルド物流の専門業者」
佐藤先生講演テーマ「お客様を大切にする宅配業への挑戦」

 秋の到来と共に東乳商の研修会がふたを開け、その第一回目の研修会が9月15日・中野サンプラザで城北・城西ブロックの会員を対象に、第二回目が9月22日・タワーホール船堀において中央・城東ブロックの会員を対象に行われた。


2007.09.20
墨田支部発足と組織再編事業
 8/22 墨田支部発足

支部長 坂井 誠氏(メグミルク)
会 計 牧野 康男氏(森永)

 墨田支部がめでたく発足した。発足できたのは浅黄中央ブロック長、西藪旧本所支部長、坂井新支部長、牧野会計らの多大なる努力の結果だ。東乳商では休眠支部再建と「一つの区に一つの支部」への組織再編を車の両輪として、今年度も事業計画の中に組み入れて推進している。


2007.08.20
中絡「牛乳に相談だ」キャンペーンに東乳商も協賛
 拡販ツール販売店へ8月初旬発送完了

 東乳商新聞「月刊東乳商」7月20日号でもお知らせしたが、(社)中央酪農会議(以下「中絡」)が推進している「牛乳に相談だ」キャンペーンに東乳商も協賛している。キャンペーンの一環として中酪から都内の東乳商加入の全牛乳販売店に拡販プロモーションツールを8月初旬に発送した。
販売店におかれましてはこれらの販促ツールを有効に使って、特にお子様のいるご家庭への拡販を推進されることをお願いします。


2007.07.20
宅配牛乳拡販時の訪問販売、テレアポは慎重に
 一度断った消費者への再勧誘は禁止です
 東京都消費生活条例が改正
 平成19年7月1日施行
 都が訪問販売規制を強化


 東京都は社会経済状況の変化に伴い消費者被害が深刻化している状況を踏まえ、 消費者被害の未然防止、拡大防止を図るためには、事業者規制に関する条例の 整備が必要であるとし、東京都消費生活条例を平成18年12月一部改正 (平成19年7月1日施行)した。


2007.06.20
第47回通常総代会開催

 東京都牛乳商業組合は5月26日(土)千代田区麹町の鉄道弘済会館で第47回通常総代会を開催した。ご来賓、総代、及び理事・支部長合わせて約70名が出席した。定足数確認報告のあと司会の川井常務理事が開会を宣言した。


2007.04.20
東乳商事務所 先月移転しました
3月26日、新事務所にて業務開始

 
住所: 〒101-0035
千代田区神田紺屋町29番地 神田ISビル301号室
電話: 03−5295−3721
FAX: 03−5295−3724
(電話、FAXとも変更ありません)
交通: JR神田駅東口下車3分
(みずほ銀行とコージーコーナーの間の道を昭和通りに向かって約200bの左側)
面積: 11.5坪(38u)

 東乳商事務所移転計画については、既に半年前の月刊東乳商で報じていたのであるが当時の移転計画では総代会が終わった後の6月としていた時期を早めて、3月24日に引越を完了して、26日から新事務所にて業務を開始した。
 東乳商が入居していた以前のビルは築40数年経過して老朽化が激しく補修にも限界に来ているため建て直すことになり、12年間入居したビルから退去した。
 神田ISビルは駅から至近距離にある割には静かなところでこれまでより多少狭くなったが間取りもよく、什器、デスク、会議卓等のレイアウトも上々に仕上がり15〜16人の会議も余裕を持って開くことができるようになった。
近くにお越しの節はぜひ新事務所にお立ち寄りください。お待ちしています。


2007.03.20
昨年1年間の都内スーパーの牛乳小売価格、廉売の実態が明らかに

 東京の消費者の大部分は日常の食料品を買い求めるのに近隣のスーパーマーケットを利用している。そのスーパーではどのような価格で牛乳1リットルが販売されているか。東乳商ではスーパーの牛乳販売価格の実態情報を得るための折り込みチラシを集めている。スーパーの廉乱売がもたらしている影響が販売店経営にとってあまりにも深刻な問題になっており、販売店が生き残るため乱売に歯止めをかけることが必要だ。スーパー等大型店の乱売攻勢が牛乳販売店の廃業に拍車をかけていると言っても過言ではない。


2007.02.20
東乳商2007新春のつどい 開催


   東京都牛乳商業組合は1月26日(金)、新宿区の京王プラザホテルで恒例の会費制による理事・支部長新春のつどいを開いた。マーク団体長、関係団体長を始め多数の来賓、理事支部長など55人が出席した。京王プラザホテル最上階(47階)に設けられた会場は超高層ならではのすばらしい眺望で、出席者は新宿の夜景を眺めながら、仲間との懇談に会話も進み今年1年のスタートを祝った。
 主催者を代表して渡邉東乳商理事長が挨拶に立ち、18年度事業計画は順調に進んでおり、おおむね8割消化し、のこりの2割を年度内に仕上げる予定だと語り、主な案件の進捗状況を説明した。その中で組織再編の問題については「今年最大の課題であり、委員会を設けて、両副理事長を中心にこれまでも常務理事会にかけ、理事支部長会に諮っているところであるが、あと数回会合を重ねて来月にも再度理事支部長会を開き再編案を提案したい」と再編への意気込みを語った。さらに「歴史がある東乳商であるので、長年親しんだ支部組織が統廃合されることについて心配されている方もおられると思うが、同じ亥年の24年前(昭和58年)と比べると、組合員数でみると当時1750店舗から現在730店舗に、年間予算規模では3000万円から現在1300万円といずれも半分以下になっているのが現状だ。組織ばかりが当時のまま、営々と受け継がれている訳であるがいつまでもこの状態を続けることはできないので、どこかで区切りをつけなければならない」と実態に見合った規模の組織にする理由を述べた。



2007.01.20
年頭のご挨拶
牛乳のペットボトル容器認可
販売店への影響に重大関心
東京都牛乳商業組合 理事長 渡邉佳三郎



   近年、牛乳の消費減退の理由がいろいろと取りざたされておりますが、理由の一つに牛乳は脂肪が多く太るという意識が強まり、豆乳や野菜ジュースの方が美容や健康に良いと考える人達が多くなった事と、「病気にならない生き方」という本がベストセラーとなり「牛乳は身体に悪い」と思い込み牛乳を飲むのをやめてしまう人も出てきております。この「牛乳有害説」に対しては(社)日本乳業協会よりQ&Aのパンフレッドなどを参考にして対応していただきたいものです。
 牛乳のペットボトル容器使用については「乳等省令」を改正して使用が認められるようです。使用対象は牛乳、成分調整牛乳、加工乳、クリームなど8品目で、スーパーやコンビニで「200tペットボトル容器」が売り出された時に販売店としてもどのような影響が出てくるのか心配です。また幼児や高齢者が飲みきれずに2回に分けて飲んだ時の安全性はどうなのか、それに対する各乳業メーカーの対応はどのように考えられているのかも心配です。
 厳しい環境のなかで牛乳販売店が生き延びることができたのは「宅配専用牛乳」があったからです。成熟した「宅配専用牛乳」が衰退期に入らないことを願うとともに、この問題は販売店業界が一丸となって取り組む問題だと思います。
 最後になりましたが本年も会員の皆様方のご多幸とご商売繁盛を心よりご祈念申し上げましてご挨拶とさせていただきます。


2006.11.20
東乳商2006年度研修会開催
東京しごとセンターで「牛乳有害説」へ反論講演(要旨)
講師 日本乳業協会消費者相談室 主任相談員(管理栄養士)井福恵子氏
演題「牛乳は身体に悪いって! ほんと?」



   東京都牛乳商業組合は組合員を対象に11月17日、2006年度研修会を開催した。渡邉佳三郎理事長が開会挨拶を行った後、日本乳業協会消費者相談室 主任相談員 管理栄養士 井福恵子氏が「牛乳は身体に悪いって! ほんと?」と題して講演した。
 当日、会場には70数名の東乳商組合員が参加した。 渡邉理事長は「最近の乳業界は停滞しているが、一つには余乳廃棄の問題からの不安、二つめには「病気にならない生き方」がベストセラーになり、消費減退につながっていることがあげられる」と述べ、「牛乳は栄養豊富な食品なので自信を持って牛乳販売に携わり、今日の話を消費者への説明に活用していただきたい」と挨拶した。


2006.10.20
牛乳不当評価への反論
仁木良哉教授講演 聴講者多数出席
10/11 大手町 JAホールで公開シンポ開催



   酪農学園大学(大谷俊昭学長)は10月11日千代田区大手町のJAホールで、連続公開シンポジウム「ミルクと酪農の真実と未来」を開催した。会場には乳業関係者が多数出席した。 講演では、同大学の仁木良哉客員教授(北大名誉教授)が、「ミルクの科学〜牛乳の正当な評価」と題して牛乳を不当評価する出版本に反論する形で科学的な根拠を基に講演し、また、石井智美食品科学科助教授は、「牛乳・乳製品は優れた食品〜その文化と現代生活」と題して海外や日本における牛乳乳製品の歴史や利用方法等について講演した。 その後、出席者との討論会(質疑応答)が行われ、質問が相次ぎ牛乳有害説を出した著者への反論について関心の高さが伺えた。その反論講演の概要を紹介する。



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